蠍は留守です考

蠍の輪郭を見つめてふける思惟の痕跡

20170509013806

HDIfes #04「人を巻き込みチームを作る」に参加した

2015年4月12日、HDIfes #04「人を巻き込みチームを作る」に参加。hcdvalueさん側からのご推薦ということで、講演に登壇する機会をいただいた。Web担当者Forum の記事を見ていただいたことから興味を持ってくださった方もいらっしゃったようで、大変ありがたい。

登壇の様子

ギルドワークス中村さん・もじぴったんの中村さんのシャキッとした内容の後で、ひとつ抽象度の高いお話をすることができたということもあり、おふたかたのお力のおかげでうまくまとめることができた感がある。ありがとうございますありがとうございます。

当日のスライドは以下で公開している。スライド中で使用しているフローチャートは、まだまだ改善の余地があるプロトタイプ版みたいなものだと思っているので、今後ブラッシュアップできたらいいなぁと思っている。

なぜ人を巻き込むの? ――巻き込む理由、チームの意味 from Hitomi Yamagishi

実は言い残したことがある

ビアバッシュの後半くらいに思い出したのだけれど、実は本当に言うべきだったことをまるっと言わずに忘れていたのである。なので、ここで補足しておきたい。

講演中、フローチャートの時に全員に立っていただいて、無茶ぶりのような質問の嵐の中、一緒に考えていただくという時間を持った。あれが終わった後に、言いたかったこと。

フローチャート質問時の様子

人を巻き込むのは意外と簡単

人を巻き込むのって、意外と簡単なのである。なぜなら、「立ってください」と毅然と言えば、場や状況の空気を感じたり飲まれたりして、よくわからないながらも立ってくださる。あの時点で私は自分の講演の中に皆さんを巻き込んでいたから。

でも、立ち上がった時って、たぶん「なんでこんなところで立たされないといけないの?」「めんどくさいな」「こういうの好きじゃないんだよね」と思っていた方もたくさんいたと思う。その時点で、これは自分が立ちたくて立ったんだ、と納得して立った人はほとんどいなかったんじゃないかな? だからこそ、あえて立っていただいたのだ。

巻き込んだだけではチームになれない

でも、そうして巻き込んだからといって、じゃああの場でみんながチームになるかといったら、やっぱりそれは違う。巻き込んで終わり、ではない。納得して自分ごとと捉えていくためには、先のおふたりの講演にあったような工夫をしていくのは大事だよね。そんなことを実感と共に持って帰っていただくのが、あの時間を作った意図だった。

なのに、なんということでしょう、フローチャートの会場での最終結果に思わず感心してしまって、すっかり忘れてしまっていたのです!

そんなこんなで、参加者の皆さまには、上記の内容をフォローアップとしてご査収いただければ幸いです。まだまだ修業が足りませんなぁ。今後もますます精進いたします!

ポスター展示も

第15回情報デザインフォーラム「ワークショップの実践」で発表した際のポスターを今回も使用させていただいた。

情報デザインフォーラムの時は小さな「いいね」シールを貼っていただいたのだけれども、そこに重ねて大きな「いいね」シールを貼ってもらうという試み。机には感想とか質問を書いていただけるようなコーナーを用意してみた。いろいろ書いてくださった方がいてうれしかった。

ポスター発表の様子

差分を作り足していくポスター発表みたいなのを実験的にやりたいなぁと考えていて、なのでこれを今後どう育てるのがよさそうなのかを考えるのが楽しみ。新しく作るのは簡単だし、普通は新しいものがよいのだろうけど、差分を(作り直しではなく)単純可視化してみるというコンセプトはありだと思うの。

それが許される場所でちまちまとやっていきたいなと。あまりパブリック色が強い場では怒られてしまう気もするので。そういう意味では情報デザイン系の会はそれが許されるべきだぞ! と思うので、お茶目かつ果敢にチャレンジしていきたい。


参考URL

Copyright © Hitoyam.