もしも今の仕事やキャリアと違う人生を選べるとしたら、興味ある地域に長期的に滞在して現地調査を行い、民俗学的な研究・検証・比較などをやりたい。伝統工芸なんかも教えてもらいながら。現地の食べ物を現地の人と同じように食べながら。
映画とかでよくあるみたいになんとなく都合よく、なんとか財団みたいなのがなんとなくスポンサーについてくれて、お金に糸目を付けず意味もなくじゃぶじゃぶ出資してくれれば、経済的な心配なくそんな活動を続けていけるんだろう。とはいえ、出資者の都合で拘束されたり制限を受けるのは嫌なので、自己資本で活動したいよなぁみたいな身勝手な思いもある。というか、妄想なので身勝手ぐらいでちょうどいい。
ロトくじを当てたら、パラレルなどと言わず、本当に実行できそうな夢ではある。でも、その夢と結婚生活を両立させるのはかなり難しい気もする。いやいや、ジュリアン・クープケの両親であるハンス・ヴィルヘルムとマリアはそんな人生を送ったではないか。伴侶次第では可能ということである。
…などと取り留めもなく続くけれど、すべては今のところ夢のまた夢。パラレル将来の夢の真にパラレルなところは、そんな暮らしを世界中で同時並行的に営んでみたいぜ、という土台無理な望みがあるところで、だからパラレルなのだ。はーパラレルパラレル。
パラレルドリームはパラレルドリームのまま、今の毎日を地に足着けて生きてゆく。
忘れちゃいけないのは、今の毎日も生活も仕事も、過去に見た夢の一部だってこと。やりたいと思ったことが、少しずつできてたりできてなかったりする。わけのわからないいろんな夢をスパイスにして、自分の毎日を味付けしていけるの、とても幸せなことだよね。