携帯電話での通話はお控えください、という公共交通機関でのマナー喚起。いつしか当たり前のようにそういうものだと思っていて、言われなくてもある程度は配慮して暮らしている。
新しい文化に対する新しいマナー。そういうものが数えきれないほど生まれてきて、今の社会を作っているのだろう。
先日新幹線に乗った際、座席テーブルの注意書きにこんなものがあるのに気付いた。
列車内では、キーボードの操作音など、まわりのお客さまのご迷惑とならないようにご配慮ください。
なるほど、コンセントもある車両だし、PC利用は少なくないのだろう。実際、私も新幹線でのPC利用はするほうだ。だけど、わざわざ筆頭として挙げられるほどメジャーな迷惑事項になったのだな、と思って意外な気持ちがした。
セミナーや勉強会でも、隣の人のキータイプの音がうるさいという苦情がよく出るという。新幹線でもこういう注意書きが出る時代になったのだなぁと思い、なんだか妙に感心してしまった。
確かに、親の仇のごとく「ッターン!!!」と打つような音は、確かに気になる時がある。でも列車内での迷惑にならないキータイプ音って、どのぐらいまでなんだろう。膝の上に乗せているなら気にならないけど、座席テーブルにPCを乗せてキータイプをしてると響くから不快、というのはあるかもしれない。座面から直接的に響くものだから。
そもそも、ノートPCの持ち込みが増える以前は、ここにどんな注意書きが示されていたのか、思い出せない。注意書きの変遷が見てみたいと思ったら、なんだか気になって仕方なくなってきた。そういうものがまとまっているところ、ないかな?