蠍は留守です考

蠍の輪郭を見つめてふける思惟の痕跡

20170509013806

bash から zsh に乗り換えた

bashからzshに乗り換えてみたので、メモ。

そもそもzshとは何かというと、超強力なUnixコマンドシェルだと聞いている。いろいろ便利な機能が満載だから使うと便利とのこと。

構文カラーリングなどもされるので、それだけでも見やすくなる。

移行の一番の動機は、自分が今見ているブランチを常に可視化しておきたい(見えないと怖い)から。うっかりmasterに誤爆したらと思うと夜も眠れないし、git-flow管理の場合いったりきたりの作業も出てくる。そうなってくると、非力なデザイナーにとってはbashじゃちょっと頼りない。

zsh インストール方法

一式ダウンロードして、展開しておく。4.3以降じゃないと日本語に不具合があるらしいので注意。展開したディレクトリに移動してインストール開始。展開も移動もターミナルでやるなら

$ tar xvzf zsh-4.3.12.tar.tar.gz
$ cd zsh-4.3.12

そしたら

$ ./configure --enable-multibyte

と打つと、すごいたくさんの行が走る。走り終わるまで待つ。

$ make

と打つと、さっきよりもすごいたくさんの行が走る。心配しないで待つ。

$ make install

でインストールされる。待つ。

ログインシェルを書き換える

ログインシェルを書き換えてあげないと、いつまでもbashが出てきてしまうので注意。

$ vi /etc/shells

難しいことはわからないが、sudo でないとできない場合もあるかもしれない。開いたらそれっぽい場所に

/usr/local/bin/zsh

を追加すること。

$ chsh

で /bin/bash になってるところを

/usr/local/bin/zsh

に書き換える。そもそもviの使い方がわからないと書き換えすら覚束ないと思うのだが、今回のメモではそのあたりは覚えた前提で割愛する。私も少しは成長したのである。

設定ファイルを作る

設定ファイルを自分で作らないといけない。

vi ~/.zshrc

として作ろうとしていたところ、@redmountainから設定ファイルをもらったのでコピペで済ますことにする。元は@hokaccha作のものらしい。

デスクトップに置いた「_.zshrc」という名前のファイルを「.zshrc」とリネームしつつ、必要な場所にコピーしたかったので、

$ cp ~/Desktop/_.zshrc ~/.zshrc

コピーされたら

$ source ~/.zshrc

と打つと設定ファイルが読み込めるらしい。読み込みまでやって、インストールは無事終了。

便利なので助かる

これでgitのブランチも毎回きちんと目視確認できるようになった。よかった。

他にもいろいろ便利機能はあるけれど、私自身のスキルが増えるわけではないので、今までとあまり変わらない使い方をすると思う。というかそれしかできない。

ホントはなんでもいい

究極的に言うと、シェルもエディタも、なんでもいい。ツールに強くこだわる必要は特にない。

欲を言えば、学習コストが高くない方が助かるといえば助かる。ツールを使いこなすことが目的じゃないので、応用の効かない学習はできればしたくない。

そうは言っても、できればいろいろ補助してくれるツールの方がいいし、誤動作が少なくなることを期待できるツールの方がいい。自分とチームの中でのミスとかロスをできるだけ減らせるツールが使えるととても嬉しい。

だからちょっとの学習はやっぱり必要。学習コストは、自分とチームが使いやすいと思うものに優先的にかければいい。それぐらいの感じでいいんじゃないかと思っている。


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