HyperCard を知っていますか。触ったことがありますか。
HyperCard とは、ビル・アトキンソン氏が開発したもので、最近では『パターン、Wiki、XP』という書籍に出てきた。HyperCard はハイパーテキストを実現した最初の商用ソフトウェアなのだそうだ。
使っていた当時そんなことは全く意識していなかったけれど、私はハイパーカードが大好きだった。1996〜1998年ぐらいまで、わりと熱心に触っていた。98年以降は自宅からインターネットに繋げられる環境ができたため(いわゆるテレホーダイ)関心はHTMLに移っていったが、ハイパーカードを触っていた頃が一番楽しかった気もする。
プログラミングをする場合には HyperTalk という言語で書くのだが、スタックと呼ばれるファイルの組み立て方はわりと Flash に似ている。
残念ながら現在の Mac OX ではハイパーカードを使うことはでない。最近になって、ちょっと中身を見たいスタックがあり、なんとかできないものかと試してみたが、上手くいかなくて一時停戦中。また試してみようとは思っているので、自分用にメモを残しておく。
やってみたことメモ
- ターミナル:叩いたら「cannot execute binary file」が返ってきた。
- mi エディタ:開こうとしたら mi フリーズ。何度でもフリーズ。
- Xcode:開こうとしてみた。なんの反応もなかった。
- TileStack:試してみようと思ったら、ベータのまま終了してた。無念。
- SuperCard:フル機能トライアル版のをインストール。スタックを開こうとするも、スタックとして認識されない。ドラッグ&ドロップしてみても開けず。やはり別物なのか。
- Stacksmith:インストールしてファイルを開く。開いた! スタックが開いた! が、スクリプトは走らず1ページ目以外のカードも見られず。惜しい。非常に惜しい。
- Mini vMac:インストールするも、ディスクイメージが上手く読み込めず。
もっと根気よく足りないデータを見たりするべきなのだが、それには時間と意欲が足りない。ひとまずトライはここまでとなった。
現時点での結論
なんというか、本当にクラシック環境構築する以外に道はなさそう。まとまった時間を取ってちゃんとやってみたいけど、未来も見つめないといけないので、レジェンドを振り返る時間が足りない。
また気が向いた時にでも、もっときちんと試してみたいと思う。