蠍は留守です考

蠍の輪郭を見つめてふける思惟の痕跡

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How to Explore Future Experience

台湾と日本の学生による台中交流工作坊 Cross-Cultual Workshop に参加した次の日、新竹市にある工業技術研究院で行われた「How to Explore Future Experience」という講演会を聴講した。

工業技術研究院 ITRI

山崎和彦先生とDer-Jang 氏の講演のあと、パネルディスカッションがあった。英語と中国語半々でやり取りが行われ、会場からもたくさんの質問が出た。中国語部分はほんのすこししか理解することができなかったが、それはそれでいい経験だった。

写真は左から Der-Jang 氏、山崎和彦先生、Kevin Yang 氏、Arthur Yeh 氏。

左から Der-Jang 氏、山崎和彦先生、Kevin Yang 氏、Arthur Yeh 氏

その後、台湾清華大学のインキュベーションフロアにあるシナリオラボを訪問し、ツールやメソッドについてお話を聞いた。

説明していただいている様子

ラボの中には、ビジョン提案型手法の構造化シナリオに沿ったツールや実際のプロトタイプなどがたくさんある。ひとつひとつ説明をお伺いして、実際に触れさせていただいた。

見せていただいたツール

この日のことで特に強く印象に残ったのは、ケビン氏の研究内容についてと、アーサー氏に聞いたサービスデザインコミュニティーの実際についての2点だ。

彼らとは同じ視点で物事を見ている部分が多くあり、課題感に対する共感があった。日本独特の課題と台湾とも共通する課題の両方を知ることができ、今後自分の課題をどのように捉えていくかの示唆に富んだ会話を持つことができた。

今回のように交流する機会を持てたことをとてもうれしく思う。世の中の大きな流れは自分にはどうすることもできないが、自分の Future Experience を考えないことには何もはじまらないからだ。

自分の立ち位置とこれから実現していきたいことをよく理解して、一歩一歩進んでいくしかないのかなと思う。自分の足でゆく未来はなかなかに果てしないけれど、前をゆく道には誰もいないのだから、しっかり踏みならして歩いてゆくほかはない。

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