蠍は留守です考

蠍の輪郭を見つめてふける思惟の痕跡

20170509013806

先回りと最適化の予想

嫌いなもののひとつに「知ってたらできたし当然やっていたであろうこと」を後出しで追加指示される、ということが挙げられる。

後出しが好きという人はいないと思うが、人それぞれ理由は違っているはず。私の場合は自分の頭で考えられたはずの事案に対する機会の損失みたいなのが嫌いなんだと思う。そこは以前書いた「俯瞰することによるインスピレーション」の内容とも関係してくる。

逆に言うと、これだけ先回りの材料が揃っていたにも関わらず、なんで先回りしなかったの? 最適化せずに置いておいたの? みたいに思わされるシチュエーションも嫌いだ。特に仕事においては重視したいことなので、そういう場面を見かけたら都度注意するようにもしている。

どんな領域に突っ込んでいくのかはいつもわからない

とはいえ、いつも先回りできるわけじゃないし、最適化がうまくいくわけじゃない。むしろ難しい点が多いからこそ、仕事って楽しいしエキサイティングだなと感じる部分も大きい。しかし、いろいろなことを後出しされると、できて当たり前のパフォーマンスに届かずに終わることが懸念される。最適化以前の問題で、ベースラインに届かないリスクが高まるのだ。

だから先回りとか最適化の予想ができるための材料として、できるだけたくさんのインプットがほしい。それがあってこそ、経験値が活きてくる。

インスピレーションを楽しめる仕事の進め方ができたら最高。いつもそんなふうに楽しめるといいな。要は自分にとって快適な状況で楽しんでいたいのである。つまらない結論だけど、大事な結論。

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