蠍は留守です考

蠍の輪郭を見つめてふける思惟の痕跡

20170509013806

CiNii 課金からの、インターネットバンザイ

昨年から、CiNii という国立情報学研究所の論文データベースに課金している。課金、という表現が適切すぎる。仕事で必要な論文を読む... なんてことはほとんどなく、趣味の領域で読みたい資料にあたるための完全な趣味課金である。

CiNii(NII論文情報ナビゲータ[サイニィ])は、論文や図書・雑誌などの学術情報で検索できるデータベース・サービスです。

「CiNii Articles - 日本の論文をさがす」では、学協会刊行物・大学研究紀要・国立国会図書館の雑誌記事索引データベースなどの学術論文情報を検索できます。

「CiNii Books - 大学図書館の本をさがす」では、全国の大学図書館等が所蔵する本(図書・雑誌)の情報を検索できます。

CiNii Articles - CiNiiについて より

 

その中でも私は,、学協会刊行物と国立国会図書館の雑誌記事索引データベースをよく利用している。

ペイパービューではなく、個人IDを発行してもらって年額登録料金を支払っている。今のところは年額固定の料金内で済んでいるけれども、私にあともう少しの暇があったら、さらに課金が必要になるかもしれない。むしろ、もっと読みたいのに時間を作れていない、という感じ。

基本、私が読みたい論文・資料・文献はすごく昔のものであり、そう簡単にネット上に転がっていないものである。なので、何より「存在する」というありがたみがすごい。古本屋で探せるようなものでもないし、ガチの蒐集家でないと持っていないものだろうし。

先日、国立情報学研究所の城さんにお会いする機会があったが、国立情報学研究所に所属されている人が目の前にいるというだけでなんかテンションが上がる勢い。お世話になってます。いつもお世話になってます。

CiNii の存在というのは、本当にインターネットの素朴な素晴らしさを体現していると思う。インターネットがあるから私がこのデータベースにリーチできているのだし、それ自体が本来の意味の「情報へのアクセシビリティ」ではないか。

素晴らしい存在なのに、特別ではない。インターネットって、そういうものでしょ? 私はそういうものだと信じてる。だからアクセシビリティとかセマンティクスとか、そういうキーワードを大事に思っている。

インターネット、バンザイ。もう一度言う。インターネット、バンザイ。


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