蠍は留守です考

蠍の輪郭を見つめてふける思惟の痕跡

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Service Experience GsK のこと

この記事はこまどりさん主宰の Service Design Advent Calendar 2017 13日目のエントリーです。

Service Experience GsK というコミュニティー

ご存知の方もいるかもしれないが、Service Experience GsK というコミュニティーをぼちぼちと続けている。もともと、ベルリン発の Service Experience Camp にならって、憧れベースで日本版を立ち上げようと主旨があってはじまった。

今年のキックオフイベントの様子

本家の Service Experience Camp は、自発的にサービスデザインに関するアイディアやメソッドを持ち寄って、参加者みんなが一緒にブラッシュアップするような会。そういった能動的な会は日本にはすくないよね、という思いから、日本で近しいコミュニティーを立ち上げるにはどうしたらいいのか? を考えてきた2017年だったような気がする。

個人的なお気持ち

でも、いろいろな人たちとお話したり、実際に小さな会を何度か開いたりしているうちに、もっと違った在りかたがあるんじゃないかな? という気持ちも生まれたりしている。日々生まれる気持ちは生きものなので、それはそれで大事にしたい。ゆるゆるとお気持ちを共有しながら、前向きにできることを探しているという感じ。

今年のキックオフイベントの様子

サステナブルなコミュニティー運営には、前向きであること、それ自体が重要。私たちはこうあるべき、という気持ちよりも、どこへ向かっていきたいかで自分たちの形を変えていいんじゃない? と個人的には思っている。

現在メンバーで話し合っていること

Service Experience GsK というコミュニティーを立ち上げた頃は、SDN Japan のカジュアル寄りな活動があまり盛んでなかったこと、SD Drinks がまだ存在しなかったことなどもあり、オフィシャルな団体がカバーしきれない隙間を担う形になるといいのかなぁという雰囲気があった。

メンバーの打ち合わせの様子

けれど、今はオフィシャルなコミュニティーでもカジュアルなミートアップが増えてきて、自分たちのアイデンティティーをどこに置こう? みたいなことを考える必要が出てきた。そんなこんなで、我々は今「我々はどうあるべきか」をゆるゆる考えている。考えている場で、リアルタイムにこのブログを書いている。

現在イメージしている立ち位置としてはオフィシャルサイドよりもカジュアルサイド、デザインの専門性に限定されるよりも広い分野で、ゆるく無理なく漢方薬的にいろいろな人をつないでいくイメージを置いている。

打ち合わせで使ったホワイトボードの図

実は GsK Drinks をきっかけにつながった縁や生まれたシナジーなどもいくつかあったりするんだよね。地味だけど、地味なりに業界貢献ができているのではないかなぁ。といううれしさも、メンバーは感じていたりするよ。

現時点で「これが正解」というビジョンはまだ置けていないけれど、引き続きゆるゆると、ぷつりと切れてしまわないように、無理なく楽しめるコミュニティーづくりを進めていこうという合意はある。自分たちがおもしろいと思えないと動けないメンバーなので、ゆるっと。ゆるっとね。

自分なりのまとめ

ゆるいつながりって、実は作ろうと思って作れるものではないんだと思う。前に進むことだけが、答えなんじゃないかな。高い成果とか高い価値は、オフィシャルなコミュニティーにまかせて、彼らのやらないことをゆるゆる続けていくのが私たち、なのかもしれない。

メンバーで記念写真:左から赤羽さん、津久井さん、不在のためイラストで登場の尾形さん、山岸

写真は左から赤羽さん、津久井さん、不在のためイラストで登場の尾形さん、山岸。他にもゆるく一緒に関わってくれているメンバーで構成されています。

Facebook などで Drinks イベントのご案内をしているので、サービスデザインに興味のある方はぜひ遊びに来てください。サービスデザイン的な話たちがたくさん待ってます!

この記事はこまどりさん主宰の Service Design Advent Calendar 2017 13日目のエントリーでした。

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