去る1月27日、昨年オープンしたソフトバンクさんの Ustream Studio 渋谷で行われた Ustream ライブ配信に出演し、つたないながらもモデレーターを努めさせていただいた。
ハーモニー・アイさんの『見えない・見えにくい人にもiPhoneやiPadは使えるの? 実際にやってみよう!』というタイトルで、iPhoneやiPadがまったく見えない人・見えにくい人でも使えるのかどうか、実際に使っている様子をデモ配信するという番組。
Ustream アーカイブ
当日のソーシャルストリームはTwitterのハッシュタグ#harmonyiからご覧いただける。
また、当日の配信の録画がハーモニー・アイさんのアカウントでアーカイブされているので、見逃した方や見直したい方はこの機会にご覧いただけるとうれしい。
Ust中に使用したスライド
私が担当した説明部分で使用したスライドもアップしておく。iPhoneやiPadを触ったことがない方向けの説明なので、ふんわりとした表現等もある点、ご了承いただければと思う。
プロジェクトを通して思ったこと
時間の都合上、放送ではお届けできなかった細かい気付きもあった。
- 初期設定や App Store でのアプリ購入などは晴眼者のヘルプが必要
- 全盲の方に操作方法を説明する際には擬音や動作だけでは伝わらないため、工夫が必要
- 一人ひとり見え方の特性が違うので、ひとくくりで正解を出すことはできない
- 有料アプリなどは試用ができないとVoiceOverで使えるかどうか判断できない
などなど、他にも勉強になることがたくさんあり、貴重な体験となった。
使えることが素晴らしい
とにかくガジェットが使えるということは何より素晴らしいことだ、というのが一番の感想。使用感や内容次第では、晴眼者の利用よりもさらに力強くサポートしてくれるツールになることは間違いない。使おうという意欲が、その人の世界を広げてくれることに繋がるように思う。
ハードウェアやソフトウェアを販売している立場の人がそれをもっと理解して、みんなが嬉しい形でビジネス展開してくれたら、未来は今より楽しいだろうなぁ。コンテンツを制作する立場としても、その未来を妨げない仕事をしていきたい。
今回のUst配信を通して、少しでもそう思ってくださる方が増えてくれれば幸い。慣れない役どころにお見苦しい点もたくさんあったかと思う。視聴くださった皆様ありがとうございました。