週末で新宿御苑を訪れて、入場券を買うための券売機が気になった。
券売機には、お金を入れるところの下に受け皿が付いてる。釣り銭が出る場所は他にきちんと設けられているし、そもそもこの部分はお金を入れる以外の機能は持っていないのに、受け皿が付いている。
おそらく、機械に入れる際に取りこぼしてしまったお金を受け止めるためのお皿なのだ。お金が取りこぼされる=人間によるエラーを前提としたデザイン。
よく見れば、購入用のボタンも比較的大きな作りになっている。そのボタンで何ができるかが日本語と英語で併記され、人型のアイコンで人数が表されている。子供料金用のボタンには全面カバーが付いており、意図的にカバーを外さなければボタンが押せない仕組みにもなっている。さらにボタンひとつひとつに「こども」と書かれている。
新宿御苑に訪れる客層は分からないが、お年寄りのお散歩や外国人の観光が多いことは容易が想像がつく。そのような方々にとって操作しやすく、エラーが起こりにくく、起こりそうなエラーに対する対策が施されている、新宿御苑の券売機。