その人にとって自信のあるスキルでも、母集団が変わると評価の対象にならない場合がある。ざっくりとわけると、以下の2点になるのかな。
- 母集団の中に、自分よりさらにスキルが高い人しかいない場合
- 母集団の中で、そのスキルが求められていない場合
その現状を理解して、自分のスキルを伸ばしたりハンドルを切り直したりする方向に動ける人はいいのだけれど、そうでない場合も人もある。自信をなくしたり、そもそもそういうマインドでなかったり。
厄介なのは、自信があるがゆえに伸びる or 変わるアクションに至らないケースなんじゃないかな。自分はわかってる、と思い込んでいて、わかってなさを俯瞰できなくなるのだ。残念なことにそれは他の人の目からはすべて見えてしまう。わかってないのは本人だけ、という事態に陥り、いずれ誰からも有用なフィードバックをもらえなくなる。
そうならないために「まなびほぐし」の「ほぐし」が必要なのだと思うけど、ほぐしが必要な人ほど自分にほぐしが必要だと自覚できない。このジレンマを、さて先輩方はどう乗り越えて「ほぐし」を与えてきたのか? そこにとても興味がある。
「ほぐし」の機会を与えること以上に、自分で「まなび」と「ほぐし」ができる力そのものを伸ばすこと。何よりそれが最大関心事である。