蠍は留守です考

蠍の輪郭を見つめてふける思惟の痕跡

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愛機の世代交代

ここ数年愛用していたコンデジ Nikon COOLPIX S640 が本格的に壊れた。ちょっと前から角の金属が何箇所か割れていたのだが、ついにシャッターの開閉ができない状態になってしまった。使い始めて丸5年にはなっていないと思う。

マクロが私好みに強かったのと、コンデジのくせに絞り値ちゃんと設定できて、f/2.7-6.6 に対応していたこと。フォーカスが自分の手癖になじんでいたこと。諸々あって手放せない愛機だった。

壊れてしまった Nikon COOLPIX S640

あんまり口コミとかを見ないのでわからないけど、そんなに評判のよいカメラではなかったかもしれない。それでも、ニコン派の私には相性がよかった。

アナログかつマニュアルオンリーで銀塩写真を嗜んでいた頃、愛機は Nikon だった。サブにオリンパスも持っていたけど、基本はニコン。ちなみに相性がすごく悪かったのが、キャノン。たまに借りて使ってみても、気に入る絵が撮れたことが一度もない。機材の相性というのは絶対にある。

デジイチの時代になってから、どうしてもニコンのデジイチに馴染めなくて、ずっと買わずに来ていたのだけれど、そろそろミラーレスあたりに手を出してみようかと思った。

そしてやってきた OLYMPUS OM-D E-M1

わりと長いこと店頭に通って、あれこれ試して、なんとなくしっくり来たのが OLYMPUS OM-D E-M1 だった。というか、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ レンズを気に入ってしまったので、不可抗力のような形で。

レンズをあんまり変えないずぼらタイプなので、このレンズがあるととても便利。長いから持ち歩くのはちょっと大変だけど、複数持ち歩いて付け替えるよりは自分好み。

新しく来た OLYMPUS OM-D E-M1

まだ全然手馴染みしなくて、学生時代からの唯一の長所であった気持ちいい平衡感覚・水平感覚のある絵が撮れていない。私の写真、言ってみればそれ以外に長所がひとつもないので、この状態はちょっと困る。

傾向も見えてきたし、慣れてくればどうにかなるかなぁ。そればっかりはどんなに機材がよくてもカバーできない感覚なので、新愛機ととことん付き合っていくしかない。気持ちよく撮れる日が来るまで、私には他のレンズなど要らぬ、という気持ちでいこう。


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