2013年9月上旬の数日間、ヒューマンインタフェースシンポジウム2013というシンポジウムに連日参加していた。テーマが「共創」ということで大変興味深い内容だった。そして、自分的ターニングポイントかもしれないとさえ思った。
特に清水博先生の哲学的な「場と共創」、播磨靖夫先生のコミュニティの文化発展の話は現在学んでいることそのものだったので、引き込まれるように拝聴。場の研究所やエイブル・アートについて、ヒューマンインタフェースシンポジウムで聞けるとは思わなかったため、新鮮だった。他の参加者と自分とはちょっと温度差がある気がした。まぁ実際そうだったのかも。
教育におけるICT機器のインターフェイスを考えるワークショップ(ぽつぽつとした意見交換のような感じで、ワークショプ感はあまりなかった)に参加した際には、佐伯胖先生のお話が引き合いに出したりした。佐伯先生の研究って超学際な存在だなぁと改めて思った。
結論や目指すところは一緒に聞こえるのに、工学系・哲学系・社会学系・教育学系ではアプローチと捉え方が違う。今の私は特定の領域の深みよりも幅の広さが必要な段階なので、その違いを体感できたのが意義深い。
このところぐずぐずと形にならぬ何かが溜まっており、どろどろどろどろとしていた(そして今もしている)のだけれど、HISシンポジウムを境に少しずつ見通しがよくなってきたように思う。まだ腑に落ちていないことを自分の中でどうすりあわせていくのかが今後の楽しみだ。