蠍は留守です考

蠍の輪郭を見つめてふける思惟の痕跡

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HCD-Net サービスデザイン方法論6「ペーパープロトタイピング」

2013年度 HCD-Net 教育セミナー「サービスデザイン方法論(全6回)」、第4回の「リードユーザーインタビュー」の後、都合によりひとコマおやすみをしなければならならず、第5回の「構造化シナリオ法」はスキップして 2013年11月16日、浅野智先生による最終回「ペーパープロトタイピング」へ向かう流れとなった。

以前にEVIフレームワークの講習は受けているため、構造化シナリオ法に対する知識が全くないわけではないことがせめてもの救い。どちらかというと、不在によりチームメイトに迷惑と面倒をかけてしまったかなーと思うので、申し訳なかった。

プロトタイピング作業の様子

アクションシナリオとインタラクションシナリオをいっぺんに書ききるスタイルは忙しかったけれど、そのスピード感に追い込まれてみて、実際この勢いは大事だなぁと思った。たらたらと作っていても、あんまりプロトタイピングの意味がないというか。

一方で、誰のためのプロトタイピングなのかがより重要だと感じてくる。そこにはビジネスのゴールがあって、プロジェクトとしての意義があって、ユーザー体験への道筋があって、で、今なんでプロトタイピングしてるんだっけ? というところをきちんと。たぶん、そこはそれぞれだ。だから、自分できちんとわかっている必要がある。

アクティングアウトの様子

アクティングアウトも、ちゃんと意識を持ってやらないと、単なる茶番で終わってしまう。やらなくていい場面も普通にあると思う。なぜそれをやるのか。なぜやらなければいけないのか。誰のためにやるのか。誰とやるのか。それをわかっていることがとにかく大事。

HCDの手法や方法論を取り入れる意味や意義。うまく使える場面とそうでない場面。HCDの考え方が大事だと理解したうえで、自分がどう使うのか。それって、Photoshop 覚えて何を作るんだっけ? というのとおんなじだ。手法やツールを絶対視したら、どこかで何か間違える。

きちんと道筋を作れるようになるために、ツールの使い方だけではなく、概念や思想や抽象度の高いことも学ぶ必要がある。深めたり広げたり、何かと掛けあわせてみたり。

つまるところ、万事がそうなのだと思う。だから果てしない。そしておもしろい。おもしろいと感じられるのは、とてもよいことだと思う。


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