Denryoku Label の Kenta Watashima さんと Qosmo の Toru Urakawa さんのパフォーマンスを見ていた時に、VJの映像が幾何学模様の連続だとわかっていても、そこにヒトガタを求めてしまって仕方なかった。
この後ヒトガタになるのか？ ならないのか？ ヒトガタになりそうでならない感じを意図して演出しているのか？ それとも、そもそもヒトガタなんて最初から意図されていないのか？ 単なる気のせいなのか？
そんな感じで、ずっとそわそわしていた。それ自体が狙いなのだとしたら、相当クール。
今回の事例に限らず、ヒトガタを見立ててしまう人間の習性は、自覚するよりずいぶんと根深い。ルビンの壺とか妻と義母なんかもそうだし、心霊写真なんかもそう。点が3つあると顔に見えるのだから、認知の仕組みってすごいなぁと思う。自分の脳味噌ながら感心する。
認知の過程でヒトガタが見えてくることへの予期。ヒトガタを見つけることへの期待。そこから逃れる術は存在しないのかな。そんなことが気になっている。
